« 官能表現 | トップページ | 10月のテーマ »

訃報…

挿絵界の二大巨匠が亡くなられた。



一人は、堂昌一先生。

たおやかな美人画で、戦後の挿絵を牽引してきた
方です。

もう一人は、小妻要先生。

入れ墨を背負った美人画を描かせたら、右に出る
者はいないほどの方です。



お二方には、日本文芸家クラブに入る以前から、
いろいろとよくしていただきました。

編集者時代には、右も左もわからず、原稿依頼を
する若造の申し出を、快く受けてくださったり。

専業になってからも、いろいろと助言や励ましを
いただきました。

時に、失礼な戯れ言を口にしても、笑って流して
くれるような、懐の広い方々でした。



最近、小妻先生にはお目にかかれず、元気で
いらっしゃるだろうか、と気にしていたところ。

堂先生は、最後にお会いしたとき、膝を悪くされて
いて、大丈夫ですか? と聞いたところ、

「ずいぶん、よくなったよ」

と、笑っておられたのが、印象的です。



ちょっとまだ、両先生がいなくなったというのが、
信じられない気分です。

けど、あちこちから訃報の連絡をもらい、葬儀の
日取りについて聞くと、そっか……と。

月並みだけど、残念でなりません。



通夜、告別式には出られなくて、最期をお見送り
できない非礼は、詫びても詫びきれませんが。

生前にいただいた、先生方のいろんな言葉や
笑顔を思い出しつつ。

深く深く、心からお悔やみ申し上げます。




うーん、やっぱり、悲しいなあ……。




|

« 官能表現 | トップページ | 10月のテーマ »