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官能表現

ずっと書いてて思うのは。

やっぱり、小説で最も難しいのは、官能表現では
ないか、ということ。

昔の名だたる作家さんたちも、ある時期を迎えると、
ペンネームを変えてでも官能に挑戦したというが。

なるほど、うなずける。



官能表現は、独特の用語があることは、もちろん
だけど。

それ以上に、言ってしまえば、肌と肌が触れ合う
だけの行為なので、書くことは限られている。

そこをどう、巧みに表現できるか。

物書きなら、腕を試したくなるのも当然だろう。



ある人は、心理を克明に描く。

ある人は、髪の端の動きまで、微に入り細に入り
描き尽くす。

ある人は、セリフに凝り。

ある人は、行為そのものをねちっこく描く。



いろんな表現はあるんだけど、セックスという行為
そのものが、ごまかしの利かない行為。

いや、欲望そのものが、ごまかせないこと。

それを巧みに描ける腕というものは、本物としか
言いようのないものだと思う。



官能の世界は、一般世間には敬遠される。

それはそれでいいと思う。

性に長けてる素人さんは、それはそれで、ちょいと
恐い気もする。(笑)



けど、モノを創る人は、ここから逃げてはダメだと
思う。

本能は、根源だからね。



稚拙でも、的が外れていても。

そこに挑戦していく者は、いずれ本物になるんだ
ろうなあ、と感じる。




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