また一つ…

渡哲也さんが、逝ってしまわれました。。。

また一つ、時代が終わったんだなあ……と、なんとも

淋しい気持ちですな。

影野竜司のモデルは？

よく、こう訊かれるんですが、竜司は誰か一人という

わけではなく、わしの好きな人の合わせ技キャラ。

その一人が、渡さんでした。

やっぱ、わしらの世代は、大都会やら西部警察に熱狂

したものでして。

今でも、ハードなアクションを書く時は、頭の片隅で

思い浮かべています。

いつかは来るとわかってはいたことだけど。

渡さんは、喪失感が大きいなあ。

わしゃ、もうひと踏ん張りして、昭和のアクションを

可能な限り残していこうと思います。

ご冥福を。

８月はこちら

いやはや、コロナに加えて、酷暑まで……。

苦行か！　という毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか？

家にこもっていると、ついつい我が人生を振り返ってしまいがちで

ございますが、スピードを上げてきた現代、少し歩を緩めて、空を

眺め、振り返ってみるのもまたよろし、かなとも思ったり。

そんな中、わしも原点を振り返る機会を得まして、ついに、これが

発刊されることになりました。

『もぐら　１９９８年オリジナルバージョン』（中央公論新社）

２２年前に出た新書版のもぐらの１作目です。

まあ、わしのすべての始まりといっても過言ではない１冊ですな。

初め、話をいただいた時は、今ですか！ｗｗｗと思って、これは相当

手を入れることになるなあと思いました。

んがっ！

著者校を始めると、これはこれで、今のわしにはない空気感みたいな

ものがあって、あまりに楽しく、ほぼオリジナルの形で、みなさんに

お届けすることにしました。

文庫化をする時、一度読み返してはいたのですが、あの頃には

気づかなかったことなんかもあって。

わしにとって、いい振り返りになりました。

そのあたりは、巻末のあとがきに記してますので、一読くださいまし。

昭和感満載、懐かしさしきり、若い人には驚きの帯練り込みの新書

装丁オリジナル版！

猛暑の毎日、熱い風呂に入ってかえってスッキリ☆　みたいな感じで

ぜひ楽しんでください。

８月２０日発刊予定です。よろしくですー(^^)/