2020年雑感
2020年も終わりますね。
いろいろ思うとこはあれど、個人的には師走のコロナ
感染で、吹っ飛んでしまいました(ーー;)
この頃、なぜ、かかってしまったんだろう……と考える
ことも多いのですが、大きな原因の一つは、
「周りにコロナはない」
と思い込んでいたことです。
正常性バイアスというそうですが、わしが、少しでも
「ウイルスはどこにでも潜んでいる」という頭を持って
いれば、もっと予防に力を入れていたことでしょう。
東京の感染者が1日1000人を超えた今、コロナは
周りにない、ではなく、そこかしこにウイルスはあると
思って行動するしかないんでしょう。
わしも再感染する確率は小さいものの、他にウイルス
を持ち込むのは嫌なので、今さらながらですが、消毒
や手洗いなどを徹底しています。
ほんと、みなさん、「ウイルスはそこかしこに潜んでいる」
と思って行動しましょうねー。
おまえが言うな、ですけどww
自分事とは別に、新型コロナウイルスというのは、ある
意味すごいなあ、と思うところもあります。
わずか0.1ミクロンのウイルスが、これまでの人々の
コミュニケーションのあり方を、根本から変えてしまい
ました。
なんせ、向かい合って話すだけで、移っちゃうよ~って
相手なんで、対面コミュニケーションなんて取れたもの
ではありません。
さらに、多くの人に会えば会うほど、リスクは高まると
いうんだから、必然、コミュニティーの単位は小さくなら
ざるを得ません。
おまえら、半径5メートル以上付き合い広げると、おれ
襲っちゃうからね、と言われてるようなもんです。
重症化を防ぐ治療薬やワクチンが確立されない限り、
これが続くというんだから、たまったもんじゃありません。
リモートがそうした人付き合いの希薄化を防ごうとして
いるものの、対面慣れした現代の人々がネットワーク
の味気なさを越えていくには時間がかかるでしょう。
その間、人付き合いは限りなく制限され、コミュニティー
は矮小化していくのでしょう。
まさか、こんな時代が来るとは思いもしませんでした。
しかし、どんなに嘆こうと、もはやコロナ禍以前の生活に
戻る術はなく、こうした状況を織り込んで、新たなコミュ
ニケーションの取り方を模索するしかありません。
一方で、それほど大きく、社会が変わる時だからこそ、
何かしらのチャンスはあるんだと思います。
新しいスタイルを確立して定着させた者が、ここから先、
何十年と続く時代の先駆者となり得る。
これもまた、すごいことだなあと思います。
とんでもないゲームチェンジャーが現われたものです。
しかし、それも必然だったのかなあ、とも思います。
今までの営みに、閉塞感や手詰まり感があったことは
否めません。
みんな、どこかで何かを変えなきゃとわかっていながら、
なかなか一歩を踏み出せない。
そこにコロナが出現し、強制リセットを始めた。
なんか、そんなふうにも感じるのです。
2021年も、厳しい状況はあまり変わらないような気も
しますが、個人的にはこの大きな時代の変化を見つめ、
自分にできることがあるなら、役割は果たしていきたい
と思ったりもします。
来年はこれまでの習慣やら常識をいったん頭の中から
捨てて、いろいろ試行錯誤する1年になるのかなという
予感がしています。
とにもかくにも、予想だにしなかった大変革時代、一人
一人の知恵を絞って、乗り越えていきましょう。
良いお年を。
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