発症前から退院後までのまとめ(長くてすみません)
東京も、1000人/日が、現実味を帯びてきました。
みなさん、気をつけていると思うんだけど、それでも
止められない感染状況、ほんと、しんどいですね……。
といって、ヤケになっては、それこそウイルスの思う
ツボなので、消毒、手洗い、マスクなどなど、できる
ところをがんばりましょう。
昨日今日は、だいぶ調子もいいんですが、困るのは
シャワーです。
やはり、入浴は体力を使うようで、冬場のせいもあり、
心臓に負担をかけるので、とてもしんどくなります。
とはいえ、浴びなきゃ、スメルマンになってしまうので
ゆっくり、時折休みながら浴びてます。
湯船に浸かるのは、もうしばらく無理そうです。
さて、今日は発症前から退院後までのことを簡単に
まとめておきたいと思います。
◎発症前5日~前日まで
なんとなく、だるさがいつもよりは強い感じがあった
ものの、熱はなく、食欲もありました。
味覚、嗅覚にも変わったところはなく、人と会って
いても、特にしんどいなあ、という感じはなし。
ただ、多少の息切れは感じていました。
シャワーの後とか、電話で話した後、ちょっと早足で
歩いた後など。
しかしこれも、よくあるといえばよくあることで、少し
疲れてるかなあ、と感じた程度でした。
あの生温かい手で締められるような頭痛は、発症
3日前くらいから感じていました。
◎発症当日
前日、うちで飲みながらの打ち合わせをしていて、
9時間ぐらい寝て起きた時、頭が重いので、熱を
測ってみたところ、37.5度。
すぐに市販の薬を飲んで寝ましたが、寝汗を掻く
ことはなく、熱が下がらず。
数時間後に測った時には、38.6度と、いきなり
上がっていました。
わし的には、インフルの時も同じような上がり方
をするのですが、倦怠感と息苦しさはインフルと
違っていました。
汗を掻かないのも気になりました。
さらに、わしは熱が出ても、メシが食える人なん
ですが、この夜から一切食欲がなくなり、吐き気
などはないのに、胃が食べ物を受け付けなくなって
しまいました。
それでも食わなきゃ治らないってんで、無理やり
メシを口に突っ込んでましたが、21時頃にようやく
匂いも味も感じていないことに気づきました。
◎発症2日目
日曜だったので、とにかくこの1日はしのがないと、
かかりつけ医にかかれないので、ひたすら市販薬
を投入し、寝ていました。
この頃、口に入れていたのは梅干しと水のみ。
茶やコーヒーを淹れても味がしないし、そうした
作業すらしんどいほどでした。
ただ、なぜか、塩味だけは感じられました。たぶん、
梅干しが美味しかったのも、酸っぱ味よりは塩味
だったのでしょう。
熱は38度以下には下がらず、夜中には39.1度
まで上がっていました。
その頃にはふらついていましたが、高熱のふらつき
とは別に、ふわっとしためまいが出始めたのもこの
頃です。
おそらく、肺炎症状などが進んでいて、酸欠状態に
あったものと思われます。
基礎疾患、持病持ちの人は、遅くとも、この時点で
救急車を呼んだ方がいいと思います。
◎発症3日目
朝、かかりつけ医に連絡する準備を進めていた時、
意識を失い、倒れました。
数分後、大量の汗をかいて目覚め、なんとかかか
りつけに電話できました。
この時、呼吸はさほど苦しくなかったのに、ふわり
としためまいとふらつきはひどかったですね。
電話後、這いずるように布団に潜って寝て、指定
時間に病院へ行き、解熱剤とPCR検査センター
への案内をもらい、帰宅。
解熱剤はよく効きます。で、熱が下がっている間は
意外と動けるので、その間に徒歩で片道40分の
検査センターを往復しました。
公共交通機関は使えないし、タクシーくらいしか
移動手段がないんですが、万が一、運転手さんや
その後乗り込んだお客さんに移しては……と思うと
徒歩という選択しかありませんでした。
なんとか検査を終え、帰ってきた時には、ほどよく
汗もかいていたせいか、嘘のように体は軽くなり、
治ったのかと思ったほどでした。
が、依然、食欲はなく、もちろん、味も匂いもなく、
といった症状は続いていました。
個人差はあるんでしょうが、楽になると、ほんと、
健康体か? とまがうほど、体が軽くなるのも、
特徴的だなと思います。
インフルは、そういうことはないので。
あとは、解熱剤を飲んで、ひたすら梅干しと水で
しのぎ、寝るだけでした。
◎発症4日目
昼前に、かかりつけ医から、PCR検査の結果が
陽性だとの連絡がありました。
そこからは、各方面に連絡を取りながら、保健所
からの電話に対応していました。
気が張っているせいか、しんどいながらも電話や
メールの対応はできていました。
この時の熱は36.3度くらい。
この日は上がっても、37.5度はいかない程度
でした。
いくら、解熱剤が効いているとはいえ、38度超
の高熱が嘘のように消えてしまうのも、コロナの
特徴的なところです。
人によっては、これで治ったと思うでしょう。
夕方、宿泊、もしくは、入院先の選定は明日に
なるとの連絡を受け、入院療養準備を整えて
あとは寝ました。
◎発症5日目
寝起きは、だるさは相当だったんですが、やはり
熱は37度前半で、苦しさはなし。
休み休みながら家の片づけもできるほどでした。
正午過ぎ、保健所から、入院先が決まったとの
連絡があり、バタバタと準備して、迎えの車に
乗って、病院へ。
その頃も熱は37度程度で、体が楽すぎ、入院
という状況にピンとこない感じでした。
が、CT検査の結果、右肺に薄い影があり、要
安静ということになりました。
失神が気になるとのことで、この日から3日間、
心電図を付けられ、モニタリングされていました。
その日は結局、熱は平熱に戻り、ただベッドで
寝るということになりました。
◎発症6日目
その日も、朝はなんともなかったものの、午後
から37.6度の熱が出たので、解熱剤を飲み、
1日中寝ることに。
一度、熱が上がり出すと、それまでの軽快感が
嘘みたいにしんどくなるのも、コロナの特徴的な
ところです。
なんか、いい時と悪い時の差が激しいですね。
また、この頃から、下痢と吐き気の症状が出て
きて、少しきつくなってきました。
◎発症7日目
この日、ようやく、味覚と嗅覚が少しだけ戻って
きて、ありがとー! と喜んだものの。
胃のむかつきが止まらず、出された食事は半分
も食べられませんでした。
このあたりから、白飯もダメになってきました。
熱は37.5度前後をうろうろ。ついでに咳も出る
ようになり、夜は寝苦しかったですね。
それでも、心電図はようやく外されました。
◎発症8日目
午前中は胃のむかつきで気分が悪いまま。
午後から38度超えの熱が出て、寝たり起きたり
を繰り返すことに。
ただ不思議なのは、20時過ぎもまだ38度超の
熱があったにもかかわらず、体はとっても楽、と
いう状態に。
わけがわかりませんでした(^^ゞ
◎発症9日目
熱は37.5度前後で落ち着いたんですが、朝の
検診で、血中酸素濃度が下がっていました。
苦しくないか? と、何度も訊かれたんですが、
特に息苦しさはなく……。
ただ、この血中酸素濃度の低下は、コロナでは
危険な兆候なので、定期検診時刻以外にも、
看護師さんが測りに来てくれました。
昼過ぎ、ようやく、酸素濃度も正常値になり、夜
には37.6度の熱が出たものの、解熱剤を飲み、
その日は就寝しました。
肺炎の危険が高いのは、発症直後と発症から
7日~10日の3日間だということだったので、
これが、治癒前の最後っ屁みたいなウイルスの
悪さだったようです。
◎発症10日目
この日、頭痛はあるものの、熱は上がらず。
その他風邪のような症状のずいぶん落ち着いて
きて、良くなってきていることを実感。
あとは、ここから3日、発熱や酸素低下といった
症状がなければ、退院です。
退院の条件は、発症から10日が経ち、なおかつ
発熱等の症状が3日間治まっていること、です。
結局、37度を超えることなく、この日を終えました。
◎発症11日目
この日も1日中、熱は平熱。
体もずいぶん楽になってきましたが、コロナで忘れ
かけていた、ちくのうに悩まされるということに。
逆に言えば、それも気にかけられないほど、ずっと
しんどかったんだなあ、と感じた次第です。
◎発症12日目
頭痛と倦怠感はあるものの、しっかり平熱。
朝、採血される。これで問題なければ、明日退院
とのこと。
午後、病室でドタバタもありつつ、16時過ぎに、
担当医から退院決定の報せが。
なんとかその夜も熱は出ず、就寝。
◎発症13日目
朝、36.5度で検診もクリアし、9時半に退院。
ちょっとしんどくて、息切れもするが、まあよし。
帰ってきてすぐ、アルコールやら何やらを買いに
行き、病院へ持っていったものも洗濯したりと、
家の中の消毒作業。
バタバタ動くと、やたらしんどくなるので、休み
休みに作業を続け、コーヒーとタバコで一服して
みたところ、あまりにまずくて断念。
良くなったと判断されて戻ったものの、独りに
なると、やっぱちと怖いので、タバコは片づけて、
各方面に連絡。
シャワーも浴びましたが、きつくてぐったり。
白飯はまだダメなので、パンを少しかじって、
早々に寝ました。
◎発症14日目
この日もしんどく、めまいもするので、ゆっくりと
各方面への連絡やら、片づけやら。
良くなったはずだけど、もしも、治ってなかったら
……と思うと、なかなか不安です。
万が一があるので、誰かに来てもらうこともでき
ませんしねー。
コロナ後、メンタルをやられる人が多いという話
もありますけど、この不安感はしんどいでしょうね。
ただ、ずっと寝ているより、起きている方が楽で
普通に着替えて、散歩して陽に当たると気分は
楽になることがわかりました。
周りに人の気配がするだけで、安心したのかも
しれません。
◎発症15日目
しんどいのはしんどいものの、少し、昨日よりは
心身が楽になってきました。
ただ、頭痛が続くのが、ちとだるい。
頭痛や倦怠感は波があるようで、わしの場合、
13時過ぎから18時くらいまでが強くなるよう。
外に出られる時は、買い物やら散歩やらで、
その時間、なんとなくごまかしてしまえば、よく
なってくれます。
また、椅子に座っている方が楽なので、昼間に
横になることがなくなったせいか、夜はすぐ、
寝つくようになりました。
◎発症16日目
少し熱が出たので、休み休みゆっくり。
解熱剤はもらっているので、万が一の時には
それを投入すればいい、というのは心強いです。
昼過ぎにはよくなり、ぽつぽつと動いてみるもの
の、やはり疲れやすく、だらだらと。
しかし、この日、突然白飯が食べられるように。
不思議です。
◎発症17日目~
このあたりから、突然、調子が上がってきました。
頭痛はだいぶ薄まり、普通にしている分には、
ぼちぼち快適です。
ただ、疲れやすさと心臓や肺の重さみたいなもの
は依然続いていて、ゆっくり動く毎日。
メシがうまいってのは、ありがたいです。
元に戻ることはないんでしょうけど、徐々に回復
していることを実感できだしたので、正直ホッと
しています。
長々とですが、これまでの経緯をまとめました。
何かの参考になれば、幸いです。
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